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『告白って初めてだったから、その…嬉しいんだけど、よくわかんなくて』
そう言った先輩は、少し頬を赤らめて恥ずかしそうにしている。
そのあり得ないくらいの可愛さに自分の顔も熱くなる感覚がした。
でも先輩がいくら可愛くたって、「わからない」と言われたら告白のこたえはNOだと想像する。
「せやったんですね…ごめんなさいいきなり初対面の俺があんな事言って」
素直に謝りたかったことを謝ると、先輩はあわあわと手を振った。
『う、ううん！全然いいの、むしろ嬉しかったから…だからね、お友達からってことでいいかな？』
「お友達から」だなんて、先輩はずるい。
「俺で、良ければ…友達、よろしくお願いします」
そういって俺は、先輩の言葉に甘えることにした。
『よろしくね！私、桜木A』
「ロボロ言います」
『ロボロくんか！もう友達なんだし、タメで話そーよ』
そう言ってくれたA先輩の笑顔はホントにまぶしくて、つい
「おん、分かったわ」
タメ口になっってしまった。
(いや、コレはA先輩が提案してくれたことだから、素直にしたがっといた方が好感度上がるやろ)
そう自分に言い聞かせて、自分を正当化させた。
「Aー、後ちょっとで授業始まるよ」
『えっ嘘！ありがとうございます！』
またねと手を振って、どたばたと走って行ったA先輩。
その影が見えなくなるまで、俺はドアの先をじっと見つめていた。
「３年２組」
「は？」
チャイムが鳴り終わるとほぼ同時にぺ神がそんな事を言った。
意味が分からなくて聞き返すと
「Aのクラスだよ」
「ッ！！！ぺ神！」
「代金は今日の放課後ベッドでね♡」
ありがとうと言いかけた時、そんな事を言われたのでゾッとして毛布をかぶりなおした。
それに気づいたのか、ぺ神はあははと笑っている。笑いごとやないんやけど。
「ライバルからのプレゼントね」
「…え」
まさか
「犯罪やで」
「禁断の恋って言ってくださいー」
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きつねくん。(プロフ) - 夢見がちさん» とっても嬉しいです！ありがとうございます…！がんばります (3月17日 15時) (
レス) id: b198eaf02a (このIDを非表示/違反報告)
夢見がち - 好きです。文章の書き方とか、表現の仕方とか、もう、最高です。 (3月12日 20時) (レス) id: cc73f1a66b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴォルペ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2024年3月10日 1時
