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＿＿＿＿放課後
「桜木さーん！」
『はーい、どうしたの…って、ロボロくん！』
クラスメイトに呼ばれたかと思ったら、そこにはロボロくんがいた。
「い、一緒に帰らへん、？」
『いいよ、ちょっと待っててね！』
二つ返事で了承すると、ロボロくんは嬉しそうな顔をした。かわいい。
・
『一緒の方向だったんだね』
「せやね、びっくりやわ」
クスっと笑ったロボロくん。最初はいきなり告白してきたから不思議な子なのかと思ってたけど、、ピュアで面白い子だった。
『ふふ、私ロボロくんと友達になれてよかった！ちょっと話すだけで楽しいんだもん』
「ほんま？俺と喋るん楽しい？」
『嘘は言わないよー』
そう言うとロボロくんは嬉しそうに笑ってくれた。
・
『ん、じゃあ私こっちだから、ばいばい！』
「…A先輩」
『どしたの？』
「明日一緒に行きたいんやけど…ええ？」
明日の朝は難しいな…日直だもん
『ごめん、ちょっと無理かも』
そう言うと、ロボロくんは絶望したような顔をした。
そしてかばんをドサッと地面に落として。こっちに駆け寄ったかと思うと肩を強く掴まれた。
「ご、ごごめ、なさ…俺、なんかヤな事…」
『えっ、いや違…』
勘違いしているのか、ロボロくんはそんなことを言った。
「俺、言う事なんでも聞く…！A先輩の犬になるからっ、やからっ」
『ロボロくん！』
少し大きな声で名前を呼ぶと、ロボロくんは我に返ったのか少し落ち着いている。
『明日は日直だから難しいんだ。ごめんね、ちゃんと理由言えてなくて』
「せや、よな…ごめん、俺も早とちりしたわ」
そう言ったロボロくんの目には、ようやく光が戻り始めていた。
『あ、そうだ…連絡先交換しない？』
「ええん！！？」
『もちろん！“友達”だもん』
少し複雑そうに笑ったロボロくんはスマホを取り出して、連絡先を交換した。
・
ピコン♪
ろぼろ [ 交換してくれてありがとうな。いっぱい話したい ]
A [ こちらこそありがとう！沢山話そうね！]
おやすみの猫スタンプを送って閉じようとする。
ろぼろ [ 帰りのこと、ごめん。]
そんな文面が来てしまえば、閉じれるものも閉じれない。
A [ ううん気にしないで、！私もごめん]
ろぼろ [ ありがと、おやすみな！ ]
ひと段落着くと、ベッドに潜りこんでそのまま意識を堕とした。
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きつねくん。(プロフ) - 夢見がちさん» とっても嬉しいです！ありがとうございます…！がんばります (3月17日 15時) (
レス) id: b198eaf02a (このIDを非表示/違反報告)
夢見がち - 好きです。文章の書き方とか、表現の仕方とか、もう、最高です。 (3月12日 20時) (レス) id: cc73f1a66b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴォルペ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2024年3月10日 1時
