▽ ページ12
.
お酒もついに3缶目
もう一口、と口をつけるともう空になってて
立つのめんどくさいしな、
どうしょっかな〜、なんて考えてるとショッピくんが立ち上がった
丁度いいや、とってもらお
『ショッピく〜ん、もう一本とって〜』
syp「そんな飲んで大丈夫っすか？」
『い〜からー！とってー！』
私が駄々こねると呆れたように笑いながらも
小さめの冷蔵庫を開けてくれた
syp「ん、どれがいいっすか？」
『んー、あ、それ飲みたい』
syp「これ？」
『うん、そのきれいなやつ』
確かお店で買ってたなぁ、なんて思う
綺麗で可愛らしいお酒を受け取る
これ度数どんくらいなんだろう、
『へぇ...しょっぴくん、これ25度あるって』
syp「そんな見た目で？」
『いがいだよね』
まぁでも、美味しそうだしなんて考えてプルタブに指をかけた
軽い音がして蓋が開いた缶からお酒の匂いが漂ってきたのがわかった
syp「美味しいっすか？」
『まだ飲んでな〜い』
syp「ふはっ、知っとるよ、」
『もー...』
楽しそうに笑うショッピくんを見たら怒る気もなくなって
私は静かにお酒に口付けた
...ん、これ、意外
もうちょっと鋭い感じの味かと思ってたのに
全然重くて甘い、
美味しい
syp「どうやった？」
『甘くて、重い味がする、』
syp「へぇ、尖ってないんや」
意外やな、なんて言いながら
私の隣で残ってたお酒を口にしてるショッピくんを見て
私も開けたばっかりのお酒を口にする
やっぱり二口目も美味しい
このお酒は当たりかも
少し嬉しくなって口角が自然とゆるく上がってしまった
すると、隣からパシャっという軽い音が聞こえた
syp「記念撮影っすよ」
ショッピくんの方を向いたらそんな事を言われて
頭にはてなを浮かべてると
私のスマホから通知が鳴った
見てみるとショッピくんからで
『...つーしょ、？』
タップして画面に映ったのは
お酒を持って少し抜けた顔してる私と
そんな私の少し前でこの写真を撮ってるショッピくんが映ってた
syp「なんか残しときたいやん？」
嬉しくて、楽しくて、
いろんな感情が混ざって私は笑ってしまった
ショッピくんは少しだけ心配そうに私を見てる
そんな顔しなくていいのに、
『...この写真、ずっと大事にするね、』
syp「...そうしてな、」
ホーム画面にでもしよっかな、
なんて考えたのは内緒のお話
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 81人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
喘息ですっ★(プロフ) - らてゃいぅ。さん» 雰囲気拘って書いてるのでそう言ってもらえて凄く嬉しいです...！体に気をつけて頑張りますね！応援、コメント、ありがとうございます！！ (1月29日 23時) (
レス) id: 2d8eabd04b (このIDを非表示/違反報告)
らてゃいぅ。(プロフ) - お話の雰囲気がめっっっちゃ好きです……！！！陰ながら応援しています、お体に気をつけて頑張ってください！！ (1月29日 22時) (レス) @page2 id: 18a63bb57c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
