外してください！(4回目) ページ7
待って！？
あの人もめっちゃ似合うじゃん！
「トントンやん」
「うわ…大先生」
「今、うわって言ったやろ。 それよりトントン、隣の子知り合い？ まさか彼女？」
「は？彼女ちゃうわ、後輩や後輩」
ずき
なんだろ…彼女じゃないって言われた瞬間胸が痛い。
「は、初めまして、立花Aって言います！」
「よろしくな、Aちゃん」
見た目から優しそうなオーラめっちゃあるな、この人。
「あ、あの…なんてお呼びすれば…」
「あぁ言ってへんかったな！ すまんすまん。 俺は鬱島大やで！」
「よろしくお願いします！ "鬱島先輩"！」
「なんで苗字呼びやねんw」
「そっちの方がいいのかなと思いまして…」
「名前でええよ。俺だって名前で呼んだわけやし」
「でも…」
「お願い！な？」
「もうしょうがないですね…。 いいですよ？」
「ほんま！？」
返事をするとすぐに笑顔になる鬱島先輩。
ん？ そういえば鬱島先輩って眼鏡かけてるよね…？
鬱島先輩の顔をじっと見る。
「なんや俺の顔見て」
「まさか惚れたんか？」とか言ってきたけど、全然違う。
むしろ鬱島先輩が結構昔に私が描いたキャラととても似ていることに気づいてしまった。
というか豚平先輩は眼鏡外してくれないけど、鬱島先輩は外してくれる説ない？
よしそうと決まれば！
「あの、鬱島先輩！」
「なんやなんや」
「眼鏡、外してください！」
「なんだそんなことかぁ…ええで！」
そう言って外してくれた。
え、めっちゃ顔整ってるじゃん。
何もう…顔面偏差値バグってるでしょ。
まあ堪能できたんでよしとしよう。
今の流れなら豚平先輩も外してくれるのでは？
「豚平先輩！ 眼鏡…」
「却下」
即答…。
「なんで嫌なんですか！ 別に見せても減るもんじゃないですよね！？」
「嫌なもんは嫌なんや」
やっぱりもっと信頼してもらうまで外してくれないってことか。
「思ってけんけどさ、Aちゃんって、トントンの眼鏡外してる姿見たいん？」
「はい！」
「トントンはな…俺よりもめっちゃ顔整ってるで」
なぬ！？
逆に気になるんだけどぉぉぉ！！！！？？？？
豚平先輩の方を見るとあからさまに嫌な顔をして一言。
「絶対、見せへんからな」
そう言って、屋上から去っていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 155人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
宇佐美沙夜(プロフ) - 雫@バレルスピナー信者さん» コメントありがとうございます！そう言っていただき大変嬉しいです！これからも見ていただけると嬉しい限りです！ (2月28日 18時) (
レス) id: 77a5e06de4 (このIDを非表示/違反報告)
雫@バレルスピナー信者 - 好きぃ…あああ…(泣) (2月27日 13時) (レス) @page25 id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
宇佐美沙夜(プロフ) - 夕凪死苑さん» コメントありがとうございます！私も書きながら三角関係大好きだってなりました！これからも更新頑張ります！改めて見て頂きありがとうございます！ (10月13日 21時) (レス) id: 77a5e06de4 (このIDを非表示/違反報告)
夕凪死苑 - うわぁ、続き気になりすぎる…この三角関係もう大好きですｯｯｯ!!これからも覗きに来ますので！自分なりのペースで更新頑張ってくださいｯｯｯｯｯｯ！ (10月13日 19時) (レス) @page17 id: 2d1a360a6f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：宇佐美沙夜 | 作成日時：2023年5月10日 11時
